便利ツール・実験的プロジェクト
Local Transcriber は、会議の録音と、音声・動画ファイルの文字起こしをPC内で行える無料のデスクトップアプリです。Windows・macOSに対応し、0.7.0からLinux向けのテストビルドも配布しています。文字起こしAI(Whisper)が端末内で動作し、音声・用語集・文字起こし・要約を外部へ送りません。
会議の録音、インタビュー、講義など、外部にアップロードしにくい機密性の高い音声も安心して文字起こしできます。APIキーの取得や会員登録は不要で、初回セットアップ後はオフライン環境でも利用できます。
本アプリはオープンソースソフトウェアです(AGPL-3.0ライセンス)。ソースコードはGitHubで公開しており、どのようにデータを処理しているかを誰でも確認できます。




「PCで再生中の音声も録る」をONにすると、相手の声とマイクを合わせて録音します。Windows 10/11とmacOS 14.2以降のパッケージアプリが対象です。Macはマイク・画面収録・システム音声の許可が必要です。デフォルトはOFFで、録音停止後に文字起こしします。
誤りを減らしたい固有名詞を最大500文字まで登録できます。ファイルと録音の文字起こしで参考にし、長い音声の各処理区間にも反映します。正しい表記を保証する機能ではないため、結果は確認してください。
「話者1」「話者2」などの番号を結果・全文コピー・TXT / SRT / VTT / JSONに付けます。対応する追加ライブラリと8 GiB以上のメモリがある環境で表示され、デフォルトはOFFです。初回に約46.6MBの専用モデルを取得します。名前の特定はせず、短い交代や同時発話では誤る場合があります。
高速・高精度の文字起こしに向けたTurbo(large-v3-turbo、約1.62GB)を、32GB以上のPCの新規セットアップで自動選択します。速度や精度は音声とPC環境によって変わります。導入済みのMediumなどは維持し、設定から任意で切り替えられます。
新しいバージョンがあると画面とトレイにダウンロード先を表示します。アプリを自動更新する機能ではありません。GitHubへの確認通信は環境変数で停止できます。
Ubuntu 22.04以降のx86_64向けにtar.gzを配布します。ファイルの文字起こしとマイク録音が対象で、PCの再生音声とログイン時の自動起動には対応しません。要約は通常非表示です。ウィンドウを閉じると終了し、録音・一時停止中は確認します。GUIの実機確認は未実施です。
文字起こしはすべてPC内で実行。音声データが外部に送信されないため、機密情報を含む音声も安心です。
ワンボタンで会議を録音し、停止と同時に文字起こしが始まります。録音中は数秒ごとに音声を端末内へ保存するため、途中でアプリが落ちても直前までの音声が残ります。無音が30秒続くと警告する「録れていなかった」事故の検知機能つきです。
時計の横(Windows)・メニューバー(macOS)に常駐し、待機・録音中・一時停止・文字起こし中をアイコンの形で表示。録音の開始・停止・一時停止はアイコンから操作でき、ウィンドウを閉じても録音は続きます。
録音に使うマイクはドロップダウンで選択でき、選択は次回起動時も記憶されます。書き出し先フォルダを一度指定すれば、TXT・SRT・VTT・JSON・要約のすべてが毎回のダイアログなしで自動保存されます(同名ファイルは連番で回避)。
音声・動画ファイルをドロップして「文字起こしを開始」を押すだけ。言語の自動検出や無音区間の自動除外にも対応しています。
テキスト(TXT)のほか、字幕ファイル(SRT / VTT)、タイムスタンプ付きデータ(JSON)でダウンロードできます。
PCのメモリ容量に応じて最適なWhisperモデルを自動選択。初回起動時に一度ダウンロードすれば、以降はオフラインで動作します。設定の「より良いモデルを確認」から、PC性能に合う上位モデルへ確認つきで切り替えることもできます(勝手な自動更新はしません)。
OSの言語設定に応じて日本語・英語を自動で切り替え。画面右上から手動で切り替えることもできます。
ZIPを展開して実行ファイルをダブルクリックするだけ。Python・Node.js・ffmpegなどの事前インストールは不要です。
対応環境では文字起こし結果をAI要約し、テキストで保存できます。要約もPC内で処理します。利用する方式に応じて初回に要約用モデルを取得します。Ubuntu 22.04向けの通常のLinuxビルドでは要約を表示しません。
ソースコードはGitHubですべて公開。どのようにデータを処理しているかを誰でも検証できます。不具合報告や改善のご提案も歓迎です。
| PCのメモリ | モデル |
|---|---|
| 8GB未満 | Tiny |
| 8GB以上16GB未満 | Base |
| 16GB以上32GB未満 | Small |
| 32GB以上 | Turbo(large-v3-turbo、約1.62GB) |
新規セットアップ時の目安です。導入済みモデルは維持します。32GB以上なら設定からTurboへの更新を選べます。
2026年10月22日に出典を確認。料金は記載の支払い条件による目安です。ローカル処理の範囲は使うモデルや機能で変わるため、利用するプラン・設定を各出典で確認してください。
| 製品・出典 | 音声の取り方 | ローカル完結か | 料金 | 対応OS |
|---|---|---|---|---|
| Notta(デスクトップ) | PCの再生音声+マイク(ボット不要)/Notta Botの会議参加 | 標準はクラウド。プライバシーモードはローカル(ベータ・AI要約非対応) | 年払い:プレミアム1,185円/月、ビジネス2,508円/月(12か月分一括) | Windows 10(2004以降)/ 11、macOS 12以降(PC音声は13以降) |
| Otter(OtterPilot) | ボットの会議参加 | クラウド | 無料300分/月、Pro 16.99米ドル/人・月(月払い) | Web / macOS / Windows / iOS / Android |
| MacWhisper Pro | PCの再生音声の録音・会議の自動検出 | ローカルモデルで端末内処理。クラウド連携も選択可 | 買い切り(購入時の料金は販売元で確認) | macOS |
| Vibe | ファイル・PCの再生音声・マイク | 文字起こしはオフライン。要約はローカル/クラウドを選択 | 無料・オープンソース(MIT) | macOS / Windows / Linux |
| Meetily(Community Edition) | ローカル録音(マイク+PCの再生音声) | 文字起こしはローカル。要約もOllamaで端末内処理可(クラウドも選択可) | 無料・オープンソース | macOS / Windows(Linuxはソースからビルド) |
| Local Transcriber 0.7.0 | ファイル・マイク・PCの再生音声(Windows / macOS、ボット不要) | 文字起こし・要約は端末内。初回モデル取得と停止可能な新バージョン確認の通信あり | 無料・オープンソース(AGPL-3.0) | Windows 10 / 11、macOS(Apple Silicon)、Ubuntu 22.04以降 x86_64(テスト) |
音声・用語集・文字起こし・要約を外部へ送信しません。必要なモデルの初回取得と、利用者が選んだモデル更新ではダウンロードが発生します。準備後の文字起こしはオフラインで使えます。
新しいバージョンの確認だけ、GitHub APIに1回問い合わせます。音声や本文は含めず、結果は失敗時も含めて24時間保存し、その間は再問い合わせしません。環境変数 LT_UPDATE_CHECK=off(0 / false / noも可)でこの確認通信を止められます。
バージョン 0.7.0
GitHub Releasesからダウンロードします。サイズは公開ファイルの実バイト数です(1MB=1,000,000バイト、表示は小数第1位に丸めています)。AIモデルは別途取得します。
Local Transcriber はオープンソースソフトウェアとして開発しています(AGPL-3.0ライセンス)。ソースコードの閲覧、ご自身でのビルド、不具合報告(Issue)や改善の提案(Pull Request)はGitHubからどうぞ。
ソースコードを見るWindowsは、ダウンロードしたZIPファイルをすべて展開(解凍)し、フォルダー内の LocalTranscriber.exe をダブルクリックして起動します。
macOSは、ダウンロードしたDMGを開き、アプリをApplicationsフォルダへドラッグして起動します。
Linuxはtar.gzを展開し、フォルダ全体を保ったまま通常ユーザーでLocalTranscriberを起動します。GTK 3・NSS・ALSAなどの実行ライブラリが必要です。トレイにはAppIndicator対応が必要な場合があります。
初回起動時のみ、PCに合わせたAIモデルを自動でダウンロードします(しばらくお待ちください)。
ファイルの文字起こしは、音声・動画ファイルをドラッグ&ドロップして「文字起こしを開始」。会議のその場録音は、マイクを選んで「録音を開始」を押します。
オンライン会議では、対応するWindows / macOSアプリで「PCで再生中の音声も録る(オンライン会議用)」をONにし、「PC音声あり」の表示を確認します。停止すると文字起こしが始まります。